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親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている。小学校の二年生の時、学校の二階から飛び降りて一週間ほど腰を抜かしたことがある。なぜそんな無茶をしたかというと、友達にからかわれて、意地を張って飛び降りたのだ。運よく命は助かったが、先生にも親にもこっぴどく叱られた。
それからというもの、何をするにも突っ走る癖がついてしまった。中学に入ってからも、数学の先生と口論になり、机をひっくり返したこともある。親には毎度呆れられ、教師からは目をつけられる始末だったが、自分としては筋が通っていると思っていた。
世間から見ればやんちゃな若者だったかもしれないが、曲がったことが大嫌いだった。東京で教師になったのも、そんな性分が手伝ったのかもしれない。田舎町の中学校に赴任することになったが、そこでもまた、様々な騒動に巻き込まれていくこととなる――。